平成28年度予算特別委員会「総務費」質問&答弁(議事録)

【質問内容】
◯委員(黒崎ゆういち君)  まず、海外事業視察についてお伺いいたします。港区では、2020年の東京オリンピックにおいてトライアスロンと水泳10キロマラソン、パラリンピックではトライアスロンの開催が決定しているところです。ちょっと気が早いですが、2020年7月24日の開会式まで1,606日を数えることになります。
 一方、港区では、本年8月のリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック競技大会での、同競技の視察を行わない予定とのことであります。お隣の品川区では、開催自治体の動きや雰囲気を見るという名目で1,500万円、7人の視察が予算化されています。品川区ではホッケーとビーチバレー、ブラインドサッカーが開催される予定です。
 質問ですが、開催自治体として、競技運営という観点ではなく、現地でどのような取り組みが行われ、どうやって住民が協働参画しているかなどを調査、研究せずに2020年の本番を迎えることに対して不安はないかどうかお聞きしたいと思います。
【答弁内容】
◯企画課長(大澤鉄也君)  オリンピック・パラリンピック競技大会は、世界的かつ大規模な祭典であり、大会期間中の東京ではさまざまな事象が生じることが予想されます。大会は都内各自治体や多くの関係者の協力のもと、東京都が主体となって招致をし、そのため都は庁内に準備局を設置し、全庁挙げて会場周辺のまちづくりや都市力向上のための多言語対応などに取り組んでおります。開催都市の実態把握についても、リオデジャネイロ大会の際には東京都が視察に行き、本番に備えるものと聞いております。区としましては、東京都や大会組織委員会との連携を密にして、全都的な対応、オール東京の対応に協力していくことが何よりも大会成功に結びつき、区の不安をなくすことにつながるものと考えております。
【質問内容】
◯委員(黒崎ゆういち君)  ありがとうございます。連携をお願いいたします。
 次の質問ですが、スポーツに限らず国際化の観点から、さまざまな事業を先進的に展開していく港区において、職員の見聞を広げるなど人材育成を進める中で、今後、海外事業視察をどう考えるか、お聞きしたいと思います。
【答弁内容】
◯人材育成推進担当課長(清野成美君)  人材育成を進める中で、職員の見聞を広げることは重要なことです。現在改定中の人事政策方針においても、人材育成をさらに推進するにあたり、国際化への対応は必要であると考えております。区内には多くの大使館や外国系企業があり、多くの外国人が生活するなど豊富な国際的資源が存在しています。多様な文化と人が共生する活力ある魅力あふれる成熟した国際都市・港区を実現するためには、職員の異文化への理解や語学力の向上が重要です。黒崎委員ご指摘の海外事業視察については、国際化への対応を推進する人材育成のための有効な手段の1つとして、今後、調査、研究してまいります。
【質問内容】
◯委員(黒崎ゆういち君)  ありがとうございました。
 次に、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた東京都との連携についてお伺いします。先ほどの質問にも関連しますが、先日開催された自民党の研修会で、遠藤利明東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣が、東京都と開催自治体の連携を強化するように舛添都知事に強く要望しているとの話がありました。開催自治体にはもっと積極的な準備や参画をお願いしたいとの発言もありました。現状、東京都及び組織委員会との連携や近隣自治体との情報交換等の連携はどうなっているか、お聞かせください。
【答弁内容】
◯企画課長(大澤鉄也君)  2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けまして、特別区長会としましても、特別区オリンピック・パラリンピック準備担当部長会、また課長会を設置しまして、港区も実施主体である東京都及び他区や国との連絡調整、情報交換を行っております。
 それと、港区など競技会場を有する区につきましては、大会組織委員会との個別の調整が予定されております。特に港区スポーツセンターにつきましては、立候補ファイルにおいて新体操競技の公式練習会場の候補施設ということになっておりますので、今後、連携や細かな調整が進められる予定でございます。
 また、大会の開催時にお台場海浜公園からの放送中継を行うため、例えば大型の放送車両のとめ置き、駐車場所について、事前の相談も寄せられ始めております。引き続き、大会が円滑に、そして成功するよう、区として連携、協力を行ってまいります。
【質問内容】
◯委員(黒崎ゆういち君)  ありがとうございます。競技のオペレーションは当然なのですが、やはり区民、そして近隣自治体とどう連携してどういうものをつくっていくかというすり合わせをなくして成功はあり得ないと思っております。なかなか情報開示等できにくい問題かもしれませんが、ぜひ議員にも積極的に開示をしていただいて、我々ができることをやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、暮らしのガイドのアプリ化についてお伺いします。平成26年度決算特別委員会における我が会派の鈴木たかや議員からのごみアプリの提案を、平成28年度予算案にて実現していただきましたことにまず御礼申し上げます。
 アプリの意義は、ウェブサイトの煩わしさを排除してくれることと、必要な情報にアクセスするスピードにあります。これはスマートフォンを利用したことがある方は十分に理解されているものと思います。また、アプリの大きな特徴の1つであるユーザーへのプッシュ配信も利便性を高める機能であります。そのほかにカメラやGPSといった端末機器との連携、ネットワークにつながっていなくてもオフラインで機能を利用できるといった特徴も備えています。以上の理由により、スマートフォンをより有効に、快適に活用するためには、アプリの存在は欠かせないものであります。
 一方、港区に住む方の必須バイブルである暮らしのガイドは、現在、港区で生活を始める方に、転入時に冊子が配布されております。また、その情報は、港区公式ホームページでも日本語をはじめ英語、中国語、ハングルの4言語対応でPDF形式にて公開されています。
 そこで質問ですが、この暮らしのガイドをアプリ化したら利便性がさらに向上されると考えますが、いかがでしょうか。また、アプリ導入によりペーパーレスにもつながると思いますが、実施する場合に考えられる課題等はあるのかをお聞きします。
【答弁内容】
◯区長室長(新宮弘章君)  アプリを活用することによりまして、通信が途絶えた状態でも情報を検索することができることや、情報のプッシュ配信、随時情報更新ができることなど多くのメリットがあるとともに、情報収集や検索が容易にできるなどの面で利便性が向上するものと考えてございます。また、アプリの導入によるペーパーレス化は、紙媒体で区政情報を入手される方も多くいらっしゃることから、アプリとの併存となりますが、一定程度は寄与するものと考えてございます。
 暮らしのガイドのアプリ化につきましては、運用にあたりまして、区ホームページとアプリ、紙媒体等、複数の媒体の情報を一元管理できる環境を整備することが課題となりますことから、区ホームページでの情報提供方法とあわせ、今後、調査、研究してまいります。
【質問内容】
◯委員(黒崎ゆういち君)  ありがとうございます。
 一方、防災アプリや観光アプリ、今後は環境アプリやごみアプリなど、さまざまなアプリが行政サービスごとに開発される傾向にあると思います。所管が個別に開発を進めると統一性がなくなる懸念や、重複の発生、新旧の情報が入り乱れるなど利用者が混乱することも想定されますが、この点についてお考えをお聞きします。
【答弁内容】
◯区長室長(新宮弘章君)  区が開発したアプリは、いずれも内容を特化して利用者のニーズに合わせた情報発信を目的としております。それぞれのアプリは、目的や伝えたい情報などが異なるため、デザインや内容構成については統一化を図っておりません。また、現在はそれぞれのアプリで重複する情報はありませんが、今後、新たなアプリを開発する際には、利用者が混乱しないよう類似する情報は1つのアプリにまとめるなど、組織横断的なアプリ開発に努めてまいります。
【質問内容】
◯委員(黒崎ゆういち君)  ありがとうございます。さまざまな情報は区の公式ホームページに掲載されておりますが、やはりホームページは、膨大な情報が含まれており、検索性だとか利便性においてはなかなかよいと言いがたいものであると思います。まずは、暮らしのガイドという観点、生活に密着した視点からのアプリ化、電子化を進めていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 最後に、国有地、都有地の取得についてお伺いします。区民福祉の向上にさらなる施策を展開していくには、休眠中の国有地や都有地の取得を行い、有効活用していくことが肝要だと思われます。長く更地になっている白金二丁目の東京都職員住宅跡地は、その敷地面積からも新たなスポーツ施設や子どもから高齢者までの複合施設など、多様な用途に対して対応できる場所でありますので、ぜひとも取得していただきたいと要望いたします。
 また、以前より我が会派で取り上げている高輪三丁目の陸上自衛隊高輪宿舎跡地、東京高輪病院の隣につきましても同様で、同地域に不足している高齢者向け施設や区民協働スペースに活用すべきと考えております。高輪三丁目の陸上自衛隊高輪宿舎跡地取得について、その現状と区のお考えをお聞きいたします。
【答弁内容】
◯用地・施設活用担当課長(小林秀典君)  高輪三丁目の陸上自衛隊高輪宿舎跡地につきましては、平成26年11月に国から未利用国有地としての情報提供がありました。区は、高輪地区での行政ニーズなどの動向を踏まえ、地域の課題解決に向けた施設需要への対応などに取り組むため、本用地の取得に向け国と協議しております。
【質問内容】
◯委員(黒崎ゆういち君)  ありがとうございました。質問を終わります。
▼上記質問の動画は「港区議会インターネット録画配信システム」で下記URLでご覧いただけます↓
http://www.minato-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=133

目次