平成29年度予算特別委員会「教育費」質問&答弁(議事録)

◯委員(黒崎ゆういち君)  質問に入る前に、前回の予算特別委員会で私から質問いたしました、港区教育委員会表彰における地域スポーツ団体への表彰につきまして、柔軟にご対応、ご変更いただきまして、ありがとうございました。これで、地域スポーツチームの子どもたちが、私立の子であれ、区外の子であれ、1つのチームの成果として表彰を受けることができました。本当にありがとうございます。
質問に入ります。
最初に、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会との連携協定を生かしたラグビーワールドカップ2019日本大会に向けた取り組みについて伺います。
初めに、今までの成果と実績についてです。2009年2月に港区と公益財団法人日本ラグビーフットボール協会は、連携協力に関する基本協定書を締結しました。連携協力事項に、「スポーツ振興、地域振興、及び教育等の分野において、両者の知的、人的、及び物的資源を活用し事業を推進する」とあります。当時は、このワールドカップを招致する段階だったので、日本開催は決まっていませんでしたが、開催をにらんで連携協定を締結したと聞いています。締結から8年が経過しておりますが、本連携協定による事業の成果と実績について伺います。

◯生涯学習推進課長(横尾恵理子君)  教育委員会では、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会との連携協力に関する基本協定をもとに、ラグビーワールドカップ2019日本大会に向けた取り組みの1つとして、港区タグラグビー教室を実施しております。港区タグラグビー教室は、日本ラグビーフットボール協会から講師を派遣していただき、区内の講師を派遣していただき、区内の小学生から大人までを対象として、青山小学校、東町小学校、港南小学校、御成門小学校の4校の校庭を利用して、それぞれの学校で月に1回活動しております。平成22年度に開始して以降、参加者数は年々増加しており、平成27年度は、開始当時の約3倍となる延べ1,453人に参加していただきました。平成28年度は、新たに障害保健福祉センターで障がい者向けの港区タグラグビー教室を月に1回実施しております。
また、公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団では、秩父宮ラグビー場で開催されるラグビーフットボールのトップリーグの区民招待観戦港区DAYの開催や、ラグビーワールドカップ2019日本大会に向けて、大会後に地域にレガシーを残すための勉強会である、みなとスポーツフォーラムを月に1回実施しており、平成28年度末で72回目の開催となります。これらの取り組みを通して、タグラグビーに親しむ子どもたちも増えており、ラグビーの普及啓発の推進や障がい者スポーツの機会拡大につながっております。

◯委員(黒崎ゆういち君)  次に、今後の展開や取り組みについて伺います。2019年は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の試金石であることから、東京2020大会への取り組みを加速させ、2019年にしっかりと間に合わせるというスケジュール感を持つことが重要だと考えます。その視点を踏まえ、本連携協定の今後の展開や取り組みについて伺います。

◯生涯学習推進課長(横尾恵理子君)  教育委員会では、スポーツを見て楽しむ国際大会のパブリックビューイング事業として、平成29年4月下旬に行われるラグビーの国際試合であるスーパーラグビーを秩父宮ラグビー場で、区民の方々に観戦していただく準備を、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会などとともに進めております。また、港区タグラグビー教室では、平成29年度に外国のトップアスリートを招く企画や、インターナショナルスクールなどとの国際交流につながるイベントの創出等、事業の拡充を図ってまいります。今後も、ラグビーワールドカップ2019日本大会に向けて、公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会などとの連携をさらに強化し、ラグビーを通じてスポーツ文化が区民の生活に根づくよう、積極的にラグビーを生かしたスポーツの振興に取り組んでまいります。

◯委員(黒崎ゆういち君)  次に、区長部局との連携について伺います。先日の産業振興費でも質問しましたが、日本ラグビーの聖地、秩父宮ラグビー場を有する港区が中心となって、開催12都市と秩父宮ラグビー場をつなぎ、全国からワールドカップを観戦し、来日した外国人が聖地巡礼をするかのごとく港区を訪れ、滞在し、消費購買行動に確実につなげていく受け皿を整備展開していくことが、本連携協定の目的だと思います。この目的を達成するためには、区長部局とのさまざまな連携や協働が必須であると考えますが、教育委員会の見解を伺います。

◯生涯学習推進課長(横尾恵理子君)  教育委員会では、ラグビーワールドカップ2019日本大会の気運醸成とラグビーの振興につながる取り組みとして、ラグビーのパブリックビューイングやスポーツイベントなどの事業を今後も積極的に実施してまいります。事業の実施にあたっては、外国人を含め、多くの方々に参加していただけるよう、地域振興、産業、観光、国際交流などの分野において、区長部局の関係部署と連携、協力します。また、イベント会場でのブース出展などによる観光などのPRを行い、区全体でイベントを盛り上げ、スポーツ振興や産業振興、観光振興などにつながる取り組みとなるよう工夫してまいります。

◯委員(黒崎ゆういち君)  ラグビー出身者として、大変力強いお言葉をいただき、ありがとうございます。ぜひ実現に向けてよろしくお願いします。
次に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた気運醸成の取り組みについて伺います。最初に、今までの成果と実績、今後の展開についてです。総務費で質問させていただきましたが、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の気運醸成や大会を契機としたまちづくりの効果的な推進に向けて、全庁横断的な調整を図ることを目的として、4月1日付で企画経営部内にオリンピック・パラリンピック推進担当を設置しました。質問は、教育委員会と区長部局である推進担当の役割・機能分担はどのようになっていますでしょうか。そして、教育委員会が担う東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた気運醸成の取り組みにおける、今までの成果と実績、今後の展開についてお聞きいたします。

◯生涯学習推進課長(横尾恵理子君)  まず、区長部局との役割・機能分担についてでございます。教育委員会は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催を最大の契機と捉え、区民の「する」「みる」「支える」スポーツ活動を推進するとともに、競技大会終了後も、スポーツの文化が区民の生活に根づくよう、積極的に取り組む役割や機能を担っております。区長部局に新設するオリンピック・パラリンピック推進担当は、スポーツ振興や文化振興を初め、バリアフリーのまちづくり、観光振興など、東京2020大会に向けた幅広い分野の施策を有機的に結びつけ、区民とともに気運醸成及びレガシーの創出に向けた取り組みを総合的に調整し、それぞれの取り組みを強力に推進する役割や機能を担っております。今後も、教育委員会では、スポーツ振興を主軸としながら、関係するさまざまな分野の施策の担当部署である区長部局とも連携を図りながら、相互に連絡調整を密にして、東京2020大会に向けた気運醸成の取り組みを力強く推進してまいります。
次に、東京2020大会に向けた気運醸成のこれまでの成果・実績、今後の展開についてでございます。教育委員会は、区民の「する」スポーツ活動であるオリンピアン・パラリンピアンによるスポーツ教室について、平成28年度は、バスケットボールと車椅子バスケットボールなどさまざまな競技に、観戦者を含めて300名が参加いたしました。参加者からは、ふだんは体験することができない車椅子競技を体験できたなどの意見もあり、競技に対する区民の興味・関心や理解が深まっております。
区民の「みる」スポーツ活動である国際大会のパブリックビューイングにつきましては、平成28年度には、スーパーラグビーやリオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピック競技大会バレーボールなどを行い、146名が観戦いたしました。さらに、本日、ワールドベースボールクラシックの初戦観戦を行う予定でございます。この事業により、会場の参加者同士の一体感の創出や感動の共有につながっております。
区民の「支える」スポーツ活動であるスポーツボランティアの養成講座につきましては、平成28年度には中級コースも新設し、2年間で168名が参加しております。講座終了後も、自主的にスポーツイベントにボランティアとして参加する方々が増えており、スポーツボランティアに対する熱意の高まりにつながっております。
さらに、事前キャンプの誘致や公益社団法人日本トライアスロン連合等との協定をもとに、トライアスロン競技の普及啓発にも取り組んでおります。今後も区民のスポーツ活動を積極的に推進し、事前キャンプの誘致実現に向けた競技団体へのアプローチの強化や、公益財団法人日本トライアスロン連合との協定をもとにした、小・中学校でのトライアスロン体験教室や子ども向けミニトライアスロン大会などを実施し、東京2020大会に向けて気運醸成を図ってまいります。

◯委員(黒崎ゆういち君)  詳細にご説明いただき、ありがとうございます。
来年度予算案について何点かお伺いします。お台場エリアのトライアスロン競技に対応するための環境整備についてです。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会では、トライアスロン競技の開催地として、トライアスロン競技を通じて東京2020大会の気運醸成とスポーツ活動の活性化を図るため、昨年11月4日に公益財団法人日本トライアスロン連合、一般社団法人東京都トライアスロン連合、港区トライアスロン連合、公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団、一般社団法人港区体育協会、港区による、6者の連携協力に関する基本協定を締結しました。来年度予算案においても、トライアスロン協定に伴う取り組みとして、1、区立小学校でのトライアスロン体験教室の実施、2、子ども向けミニトライアスロン体験会・大会の開催、3、オリンピアン・パラリンピアンの区事業への招聘、4、広報と地域情報誌によるトライアスロン競技の普及啓発があると計画されています。それらの取り組みを通じて、今後、会場となるお台場海浜公園は、トライアスロンの聖地への変貌を遂げていくであろうと考えます。今後のお台場エリアのトライアスロン競技に対応するための環境整備について、お伺いいたします。

◯生涯学習推進課長(横尾恵理子君)  教育委員会では、公益社団法人日本トライアスロン連合等との協定を踏まえまして、トライアスロン競技の現状を確認し、今後に向けた取り組み方法について、日本トライアスロン連合等と協議を重ねております。平成28年12月には、東京都の用地であるお台場海浜公園内に、トライアスロン競技のために活用できる場所などを調整できないか、東京都と協議を開始しております。また、お台場エリアでトライアスロン競技に必要な用具置き場等を設置できる場所がないか、検討してございます。今後も、トライアスロン競技の普及啓発に向けて、これらの練習環境の整備の支援に積極的に取り組んでまいります。

◯委員(黒崎ゆういち君)  次に、スポーツボランティアの活用展開についてです。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取り組みである、スポーツボランティアの育成は、まさに無形のレガシーであります。スポーツを楽しむ要素としての「する」「みる」「支える」の「支える」部分は、スポーツをすることに縁がなかった方も東京2020大会を契機にスポーツに携われる絶好の機会であります。一方、港区が推進するスポーツボランティアの育成では、育成講座等の座学は大変充実していますが、実際に大会やスポーツ選手を支える活動や機会の提供が少ないと思われます。競技種目ごとの特性やルールなどに対応していく専門的なボランティアから、大会運営や選手サポート等の一般的なボランティアまで、幅広いボランティアを育成していくためには、実践的な学びの場を提供しなければ大会本番で機能しないと思われます。東京2020大会に向けたスポーツボランティアの活用展開について、区の見解をお聞きいたします。

◯生涯学習推進課長(横尾恵理子君)  スポーツボランティア講座において、ボランティアの実践活動としてオリンピアンやパラリンピアンによるスポーツ教室での受付や誘導、競技用具の準備・撤収などを行うとともに、平成28年10月に開催した日本トライアスロン選手権では、養成講座の受講生8名が選手の給水を担当いたしました。大会を主催した公益社団法人日本トライアスロン連合からは、参加した受講生の活動が大変すばらしかったので、来年度以降もぜひ参加してほしいとの話がございました。今後は、(仮称)区民マラソン大会や港区民スポーツ体育祭におきまして、受講生がボランティアの実践の場としてかかわっていけるよう、関係部署等と連携しながら調整してまいります。これらの実践の場を通しまして、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を初めとした、多くのスポーツイベントで受講生がスポーツボランティアとして活躍できるよう、養成講座による人材育成の強化に取り組んでまいります。

◯委員(黒崎ゆういち君)  次に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた事前キャンプの誘致状況について伺います。昨年の決算特別委員会でも事前キャンプ誘致は、港区スポーツセンターで、IF、国際競技連盟の基準に適合しているバレーボール、バスケットボール、車椅子バスケットボールを最優先として招致する方向であるということを伺いました。事前キャンプ誘致支援業務委託を締結して約半年が過ぎようとしていますが、現在の誘致の状況についてお聞きいたします。

◯生涯学習推進課長(横尾恵理子君)  事前キャンプにつきましては、委託事業者と連携し、オーストラリア大使館など34大使館の訪問や、一般社団法人日本車椅子バスケットボール連盟など、港区スポーツセンターで対応可能な25種目全ての競技団体を訪問し、誘致に向けたPRや交渉を続けてございますが、現状では事前キャンプの誘致には至ってございません。今後も引き続き、競技団体等へのアプローチを強化していくとともに、事前キャンプ誘致に関する多くの情報を持つ区内企業とのつながりも活用しながら、誘致の実現に向けて、積極的に取り組みを推進してまいります。

◯委員(黒崎ゆういち君)  刻々といろいろなところが決まっている状況ですので、総力を挙げて、皆様をうまく使いながら獲得していただきたいと思います。
次に、港区スポーツ推進計画についてです。平成27年2月に教育委員会が策定した港区スポーツ推進計画は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される平成32年度までの6カ年計画となります。同計画には、区のスポーツに関する現状と課題が4項目、主要課題が9点にわたって掲出され、その課題を克服するための、誰もが気軽に楽しめるスポーツ活動の促進、スポーツを通じた仲間づくり、地域づくり、港区ならではのスポーツ文化の醸成、スポーツを楽しめる場の確保、スポーツ活動を支援する環境の整備、東京2020大会に向けて、6つの基本目標に基づく7つの重点事業並びに10の新規事業で構成されています。平成27年第4回定例会の一般質問において教育長に同内容を質問いたしましたが、改めて本計画の進捗状況はどのようになっているのかお伺いします。また、区立のスポーツ施設等の環境整備について、今後どのように推進していくのかも、あわせてお聞きいたします。

◯生涯学習推進課長(横尾恵理子君)  港区スポーツ推進計画の進捗状況につきましては、スポーツ推進の柱の1つである、スポーツを「する」「みる」「支える」取り組みといたしまして、平成27年度から、オリンピアン・パラリンピアンによるスポーツ教室や国際大会のパブリックビューイング、スポーツボランティア育成講座を着実に実施するとともに、平成28年度は、競技種目や受講者を拡大するなど事業の充実を図っております。区立のスポーツ施設等の環境整備につきましては、平成28年度には、港区スポーツセンターにシッティングバレーボールの公式試合用コートをいち早く整備いたしました。平成29年度には、港区スポーツセンターのアリーナ・サブアリーナの床面をコーティングする工事を行い、車椅子競技など障がい者スポーツの環境整備につながる改修を行う予定でございます。また、青山運動場のテニスコートについては、人工芝を部分的に改修するほか、芝給水所公園運動場のグラウンドの人工芝の張替えを行う予定でございます。
今後も、港区スポーツセンターや運動場など区内のさまざまなスポーツ施設を計画的に整備し、区民がより身近な場所でスポーツを楽しむことができるよう、スポーツ活動の場の充実を図ってまいります。

◯委員(黒崎ゆういち君)  今まで質問したような内容も含めて、港区スポーツ推進計画に基づいて、いろいろなことが進んでいるという印象を持ちました。同計画の目指すべき姿として掲げる、「みんなではぐくむスポーツ文化都市みなと~誰もが生涯を通じてスポーツを楽しみスポーツで元気になるまちを目指して~」のキャッチフレーズを実現していくためには、区民や区長部局だけでなく、地域で活動しているスポーツ関係機関や団体との連携・協働が必須となります。そこで、現在の推進体制や連携・協働の状況につきまして、どのように取り組んでいるかお伺いいたします。

◯生涯学習推進課長(横尾恵理子君)  港区スポーツ推進計画の現在の推進体制の状況につきましては、幅広い分野からの意見を聴取することを目的として、学識経験者やスポーツ団体関係者、スポーツ推進委員などにご参加いただいている港区スポーツ運営協議会において、本計画の進捗状況を年に2回報告し、区のスポーツ事業の推進に必要な助言をいただいております。また、本計画を推進する連携・協働の状況につきましては、スポーツ推進委員と連携した地域スポーツ教室や、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会との連携による港区タグラグビー教室、民間企業との協働によるパラリンピアンのスポーツ体験会などの取り組みを進めております。今後も引き続き、区内企業やスポーツ関係団体などさまざまな団体との連携・協働を強化し、誰もが生涯を通じてスポーツを楽しみ、スポーツで元気になるまちを目指して、本計画を着実に推進してまいります。

◯委員(黒崎ゆういち君)  最後に、障害者スポーツの普及啓発について伺います。場所と機会の提供についてです。障害者スポーツの普及啓発の取り組みとして、平成28年度は、港区スポーツセンターにおいてシッティングバレーボール競技ができる環境を整備いただきました。私も、平成29年1月29日に、港区職員でパラリンピアンの竹田賢仁選手と齊藤洋子選手をお招きしたトップアスリートによるスポーツ体験教室を見学させていただき、シッティングバレーボールを理解することができました。また、来年度予算案においては、ブラインドサッカーや車椅子バスケットボールが体験できる環境整備の充実を図るとありますが、区内には障害者スポーツができる場所はまだまだ少ない状況です。場所が少ないから健常者も含めた体験機会も少ない。障害者の方が外に出やすい環境を港区から広げていくためにも、障害者スポーツの場所の整備は、大変重要な拠点になると考えております。
港区内には、港南に東京都立港特別支援学校、青山に東京都立青山特別支援学校があります。知的障害特別支援学校として小・中・高校生が通っていますが、部活動はないということです。港区が率先して地域とつないでいく機能の中で、障害者スポーツの拠点となるように、同特別支援学校の体育館なり校庭が使えることは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のレガシーになっていくと考えますが、かなりハードルは高いと思いますけれども、区の見解についてお聞きいたします。

◯生涯学習推進課長(横尾恵理子君)  都立港特別支援学校や都立青山特別支援学校につきましては、学校のセキュリティの面や近隣との関係などの課題があり、学校の事業以外には施設の開放をほとんど行っていない状況がございます。そのため、これらの特別支援学校を地域とつなぐ障害者スポーツの拠点にすぐに結びつけることは難しい状況です。しかし、今後、教育委員会では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした、障害者スポーツの振興に少しでもご協力いただけないか、学校に働きかけていく予定でございます。また、今後、スポーツ推進委員が中心となって開催している地域スポーツ教室において、障害者スポーツの競技を積極的に企画していくなど、地域の身近な場所において、障害者スポーツの体験が気軽にできる機会を拡大することで、障害者スポーツ活動を積極的に推進してまいります。

◯委員(黒崎ゆういち君)  横尾課長とこのようなやりとりを何度も日常的にさせていただいている中で、特にパラリンピック競技に対して、ユニバーサルデザインのまちづくり、バリアフリーのまちづくりをぜひ実現していきたいというお話をいただいています。私も可能な限り、いろいろな部分で活動をできて実績を残していけるよう尽力してまいる所存です。引き続きよろしくお願いいたします。
質問を終わります。

▼上記質問の動画は「港区議会インターネット録画配信システム」で下記URLでご覧いただけます↓

http://www.minato-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=133
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